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飲料に命を吹き込む
“調合”の仕事
2019年入社
製造 主任 Y.O.
木村飲料を選んだ理由
自分を伸ばせる環境に引かれて、転職を決意
これまで10年にわたって食品製造に携わってきましたが、飲料製造は初めての経験。しかし木村飲料は資格取得や業務に必要な勉強を積極的に応援してくれると聞き、これまでに自分が培ってきた経験が飲料という別分野でどれだけ生かせるのか挑戦したくて、転職を決意しました。人の口に入るものを作る仕事は、生半可な覚悟ではできません。これまで「大切な人に食べさせたいと思えるか」を自らに問いながら食の安心安全を守ってきましたが、木村飲料も地域の皆さんが会社やブランドをよくご存じなので、お客様の声をダイレクトに聞けることがやりがいにつながっています。
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現在取り組んでいる仕事
1日6,000ケースのびん製品を生産
木村飲料の浜工場には、全国でも珍しい「ラムネ/サイダー兼用びんライン」があります。その流れを大まかに説明すると、まず味の元となる「シロップ」を作り、そのシロップを水で割って味を調整して、炭酸を添加。出来上がった飲料をびんに詰め、フタをしたりラベルを貼ったりした後に段ボールに梱包して出荷となります。その中で私が担当しているのは、最初のシロップを作る「調合」と、その後のびん詰め工程の管理です。中でも調合作業は失敗が許されないため、最も緊張する場面。材料や気温によって微妙な調整が必要とされるので、日々緊張感を持って現場に臨んでいます。
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仕事の醍醐味、やりがい
経験がモノを言う領域に、誇りを抱いて
“調合”の仕事は、マニュアルもありますし、先輩も丁寧に教えてくれるのですが、知識として聞くのと実際に業務を担当するのは大違い。果物の種類で果汁の溶け方が違ったり、炭酸と相性が悪い成分があったりと、なかなか一筋縄ではいきません。材料の配分は厳格に決められていますが、攪拌時間や材料の加熱時間などを微調整しながら味を整える必要があり、そこをおろそかにすると生産日によって風味が違うということに繋がってしまいます。配属当初は緊張の毎日でしたが、今は他人にはできない領域で仕事をしているという誇りが芽生えてきました。今どき珍しい、職人技を究める面白さのある仕事だと感じています。